2025年5月14日にスイス大使館にて「Quantum & AI: Transforming Industry」が行われ、約40人の量子技術や産業創出に関わる専門家が一堂に会し、量子技術を中核とするエコシステム創出やスイスと日本のみならず、同じ志を持つ各国のコミュニティとのグローバル協業についての議論が行われました。



スイス大使館からは、スイスの量子コンピュータ領域での投資活動や研究成果などの紹介があり、スイス発のVCのQAI Ventures社からは、量子コンピュータとAI技術の融合をテーマに講演が行われました。
パネルディスカッションでは、Q-STARの島田代表理事が参加しました。議論を通じて量子技術の発展を加速させるためには、エコシステムの構築が不可欠であることが共通認識として確認されました。さらなる発展に向けた重点課題としては、量子コンピューティングのユースケースやキラーアプリケーションが技術の普及を促進する重要な要素であることが強調されました。この新しい産業の良質なエコシステムを構築するためには、国や企業の枠を超えたオープンなグローバル協業が必要であるというメッセージがパネリストの総意として発信される場となりました。