2025-4-30
Q-STARとUKQuantum、量子産業における日英の連携強化に向けた覚書を締結
一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)と英国の量子産業コンソーシアムであるUKQuantumは、日英の量子産業における連携を強化することを目的とした覚書を締結しました。本覚書は、グローバルでの量子技術の発展と社会実装にむけた国際協力の促進において、重要なマイルストーンとなります。

本覚書は日本・英国政府間で締結された「日英間の量子科学技術に関する協力覚書」と連動し、民間団体であるQ-STARとUKQuantum間で締結したものです。Q-STARとUKQuantumは、本覚書に基づき、以下の分野において重点的に取り組んでいきます。
・量子産業・研究領域の交流:両国のスタートアップ企業、大企業、投資家、研究機関を含む量子関連機関の連携強化を促進する。
・政策提言:量子エコシステムの構築・成長にむけ政策提言を協力して行っていく。
・学会・イベント等への共同参画:国際的な学会・イベント等に共同で参画し、グローバルの量子産業における両国のプレゼンス向上に貢献していく。
・量子イベントの共催:量子産業において両国のステークホルダーの協力関係強化を促進するためのイベント、ワークショップ、ネットワーキングの機会を提供していく。
Q-STARとUKQuantumは、政府機関とも連携し、両国の量子産業発展に貢献していきます。
Q-STARについて
Q-STARは量子技術の発展と将来の社会実装に向け、2021年9月1日に発足し、産業、及び、企業の枠を超え、量子技術を応用した新産業の創出を目的に、現在108の法人が参画する団体です。Q-STARは、今後も国内のみならず、海外の量子関連の団体と積極的に連携し、グローバルでの量子技術の普及に向け活動してまいります。
UKQuantumについて
UKQuantumは英国の量子産業を推進する機関です。その使命は、英国政府および国際社会と連携し量子産業を発展させるとともに、英国経済界での量子技術の実装を促進することです。UKQuantumは2022年に設立され、グローバルでの量子技術産業の発展をリードするスタートアップ、中小企業、大企業、研究機関など、約60の会員が所属しています。